≡ フランシス バーネット ≡ Frances Burnett
2021 Japan Takunori Kimura
【花】
ほんのりピンク、カップ咲きから宝珠弁咲き、中輪房咲きの花。ティーにグリーンの中香。淡い色彩なので、一見存在感がないように見えるが、遠目で見た時の花が零れ落ちるように咲く優しい美しさと、近づいてみた時の花弁の繊細な重ねの美しさとの、2つの美しさがある。繊細で思いやりのある優美な女性のよう。花持ちがとても良く、花弁が散りづらい。切りバラにも向く。
【栽培】
ほぼ四季咲きと言ってよい、繰り返し咲き性。樹勢が強く、耐病性も強いシュラブ樹形のバラ。うどんこ病は普通だが、黒星病には強い。春先などの低温期に肥料をやりすぎると、うどんこ病が出やすくなるので、肥料はやや少なめに。年に5回の剪定後ごとの薬剤散布(殺菌剤)を行えば一年間美しい葉を維持できる。タイミングは冬剪定後、芽が膨らみ始めた時、1番花開花後、2番花開花後、夏剪定後、秋花が咲いた花後剪定後の5回。剪定後は株が小さくなるので散布の仕事量の低減やコスト削減になる。また薬剤散布を一切行わなくても、環境の良い場所では、ほとんど病気にならずに生育する。もしくは多少葉を落としてもすぐに新芽を伸ばし、枝葉を吹きなおす。冬剪定等深めに切れば背の高い大柄の木立として育てられるが、切らずに誘引し構造物にとめてつるバラとして育てるのがおすすめ。段差剪定タイプの剪定・誘引がつるバラとしてより良く咲かせるコツ。木立として育てるのなら、スペース広めのガーデン後方に。鉢植えにも向く。
【名前の由来】
名前は「秘密の花園」「小公子」などを発表した、イギリス生まれのアメリカの小説家。「秘密の花園」や「私のコマドリ」などでは、自然やガーデンにより人が癒され、生きる活力をつけていく描写が多く、自分自身の体験をそこに綴る。それらを読み、彼女にバラを捧げたいと思い、このバラに名づけさせて頂いた。
品種名 | フランシスバーネット |
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Name | Frances Burnett |
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ブランド | 【ロサオリエンティス プログレッシオ】 |
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系統 | S 【シュラブローズ】 | 作出年 | 2021年 |
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作出国 | 日本 | 作出者 | 木村卓功 |
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交配 | 不明もしくは未発表 |
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花色 | 【淡いピンク系】 【ほんのりピンク】 | 花の特性 | |
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花形 | 【ヘブンリー系】 【宝珠弁咲き】 | 花径 | 【中輪】 |
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芳香 | 【中香】 | 香質 | 【ティ】にグリーン |
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樹形 | 【シュラブ樹形 横張タイプ】 | 樹高・伸長 | 【150〜200cm】 |
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トゲの量 | 【トゲは普通】 |
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樹勢 | 【樹勢が強い】 | うどんこ病 | 【うどんこ病は普通】 |
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黒星病 | 【黒星病に強い】 | 耐陰性 | 【耐陰性は普通】 |
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耐寒性 | 【耐寒性が強い】 | 耐暑性 | 【耐暑性が強い】 |
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特性 | 【おすすめ】 【初心者向き】 【タイプ1以上】 【花持ちが良い】 【著名人に捧げられた】 |
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栽培適正 | 【鉢植え向き】 【地植え向き】 【オベリスク・トレリス向き】 【ポール向き】 【高フェンス向き】 |
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※育てる環境やバラの個体差による違いもありますので、ひとつの目安としてご参考ください。
《品種登録に関する表記》
農林水産省 品種登録出願中
出願品種名称:KIMsecreti
品種登録出願番号:第35051号
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●高温期は見本の花色・花形と異なる花が咲きます。見本の画像は春や秋に開花した時の写真になります。
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