有効成分 | マンネブ |
薬剤登録 | 農林水産省登録第10559号 |
性状 | 淡黄緑色水和性粉末45μm以下 |
剤型 | 水和剤 |
商品特長
●すぐれた予防効果のある保護殺菌剤です。
●かんきつの黒点病、なしの赤星病、かきの炭そ病といった果樹の病気や、花き類(ばら、きく、カーネーション)の灰色かび病、べと病、さび病などに幅広く効果があります。
使用方法
水でうすめて散布
適用病害と使用方法
※印は収穫物への残留回避のため、本剤及びマンネブを含む農薬の総使用回数の制限を示します。
作物名 |
適用病害名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
総使用回数※ |
使用方法 |
ばら きく カーネーション |
灰色かび病、炭疽病、ベと病、さび病、
|
400〜650 倍 |
100〜300ℓ/10a |
発病初期 |
8 回以内 |
散布 |
チューリップ |
褐色斑点病 |
500倍 |
みかん |
小黒点病 黒点病 |
600〜800 倍 |
200〜700ℓ/10a |
収穫 60 日前まで |
2 回以内 |
かんきつ (みかんを除く) |
収穫90日前まで |
りんご |
黒点病 |
400〜650 倍 |
収穫 30日前まで |
1 回 |
なし |
赤星病 |
収穫45日前まで |
3 回以内 |
かき |
落葉病 炭疽病 |
2 回以内 |
ばれいしょ |
疫病 |
100〜300ℓ/10a |
収穫 14 日前まで |
7 回以内 |
とうき |
べと病 |
600 倍 |
100ℓ/10a |
収穫 14 日前まで |
4回以内 |
●散布液には所定量の展着剤(ダインなど)を加えるとより効果的です。
効果・薬害等の注意
●石灰硫黄合剤、ボルドー液と銅剤及びアルカリ性の強い薬剤との混用はしないでください。
●銅剤を含む薬剤との連用は薬害のおそれがあるのでさける。それらの薬剤との散布間隔は7日以上おいてください。
●夏期高温時にはうり類の種類により薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合にはかからないように注意して散布してください。また、花き類などについてもビニールハウス栽培などによる高温多湿の条件下では幼苗に薬害を生じることがあるので、十分注意して使用してください。
●ぶどうには、時期により薬害のおそれがあるので、かからないように注意してください。
●適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用上の注意
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●本剤は皮ふに対して弱い刺激性があるので、皮ふに付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけてください。
●夏期高温時の使用はさけてください。
●散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
魚など環境に対する注意
●水産動物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
※予告なくパッケージのデザインが変更になる場合がございます。