ロサルゴサ（ハマナシ）をもとに様々な交配を行った系統。耐病性が強いが、特筆すべきは優れた耐寒性と耐塩害性。北国の海近くではこの系統のバラがおすすめ。トゲが多く大柄で線が太い男性的な樹形となるが、比較的繰り返し咲き、樹勢が強いので花と実を同時に楽しめる。晩秋には紅葉や黄葉が楽しめるものが多い。
返り咲きから四季咲き、木立樹形からシュラブ樹形、小中輪から中大輪。一重咲きから丸弁咲きのナチュラルでシンプルな花が多い。ピンクの濃淡、白などの花色が多いが、赤や黄色もある。ティーにスパイス系の香りのバラが多い。もともと日本の野生種から育種が進んだバラなので、病気に強く、無農薬、低農薬で育てられるが、風通しの悪い場所ではハダニが発生しやすい。塩害に強い。また葉を落としたとしても樹勢で葉を回復する。枝も堅く劣化しづらい。トゲは基本的にとても多いので、人に入って欲しくない場所への生け垣に。耐寒性に特に優れ、耐陰性にも優れる。花後剪定しなければ、秋にはオレンジ色の実を楽しめるバラが多い。花持ちはやや劣る。地植えにして自然樹形でおおらかに楽しむのが良い。