バラの家 公式本店 店長の木村やすはるです。
春のバラシーズンもいよいよ後半戦。
遅咲きのバラたちも咲き始めました^^
でも早咲きのバラたちはすでに見頃を過ぎてまったものもありますね。
皆様、咲き終わったバラたちはそのままにせず
花後の剪定は行っていますか?
まだの方は、花が咲き終わったら早めに花後剪定してくださいね!
早く剪定すれば、その分次の花も早く咲くし、
余計な体力も使わずに株も充実しますよ^^
さらに!咲き終わった花をそのままにしておくよりも見た目も綺麗!
灰色かび病やスリップスの蔓延を防ぐ効果もあります。
でも、今年初めてバラをお育ての方にしたら、
花後剪定も初めての経験になると思います。
基本はこんな感じで咲いている花枝の半分まで切り戻すだけです♪
毎年恒例になりますが初めての方でもわかりやすいように
花後剪定の基本をかんたんに紹介しますので、
参考にしていただけたら嬉しいです^^
花後剪定の基本はこんな感じです♪
一番花が咲いた枝の約1/2の高さを目安に
葉の付け根のすぐ上5mm〜1cmで切ります。
また、内側に向いている葉のすぐ上で切ると
内芽と言って、葉の付け根から内側に向かって芽が伸び、
外側に向いている葉のすぐ上で切ると
外芽と言って、葉の付け根から外側に向かって芽が伸びます。
内芽外芽を上手くコントロールすると、
思い通りの樹形に育てることが出来ます^^
株を広げたい場合には外芽で、
株を細めにしたい場合には内芽を出すように剪定してくださいね♪
実際に切ってみるとこんな感じです。
株の外側に向いてる葉のすぐ上で切ったので外芽が出て、
これを繰り返すと横張りの樹形になっていきます。
スペースの関係上などで、あまり広げたくない場合には、
内側を向いている葉のすぐ上で剪定してくださいね^^
房咲きのバラの場合は、
中心の花が咲き終わったら、
まずはその花だけ切ります。
品種によって、中心の花が咲いたままで、
周りの花もいっしょに咲いてくるバラもあります。
そんな場合には咲き終わった花から切ってくださいね!
ひと房すべての花が咲き終わったら、
基本通りに咲いてる枝の約1/2で切ってください。
花枝が短かく、1/2より低い位置から枝分かれしてる場合は
枝分かれ下の葉の、すぐ上5mm〜1cmで切ってください^^
花後剪定をしようと思ったら、
もうすでに芽が出てしまっている場合には、
やっぱり同じように約1/2の位置で切ってください。
この時にもったいないと思って残してもあまり良い花が咲かないし、
その花の後の剪定位置も、
花枝が短くどこで切ったらいいのか、
わからなくなってしまいます^^;
こんなパターンもどこで切ればいいのか迷っちゃいますよね^^;
こんな時も基本と同じで、咲いた花から切って、
すべての花が咲き終わったら、約1/2の位置で切ればOKです!
花後剪定をすると品種や苗の状態にもよりますが、
約40日ほどで次の花、2番花が咲いてきます。
2番花が咲いたらそれ以降の花後剪定も同じように行ってくださいね^^
また、基本的に肥料は月に一度定期的にあげるのをおすすめしていますが、
まだ肥料をあげたことがないという方は、
このタイミングで肥料をあげれば良い芽が出てきます!