バラの家 公式本店 店長の木村やすはるです。
今日は3月16日。
1月18日に冬剪定と誘引をしてから約2ヶ月経ちます。
まだまだ寒い日もありますが、
ここ最近は暖かくなってきましたね!
今までと同じ間隔で水やりをしていると
水切れを起こすこともあります。
晴れた日が続く場合には土の乾き具合に気をつけてください。
2ヶ月前に剪定・誘引をしたシャリマーとペネロペイアは、
元気いっぱいで、たくさんの新芽が出ててきました!
陽気もすっかり春めいて新芽もどんどんで出てくると、
やっぱり気になるのが肥料ですよね。
それではいつ頃から肥料を与え始めたら良いのでしょうか?
品種や地域にもよりますがだいたい3月中旬くらいが
最初の肥料を与えるタイミングになります。
バラの新芽が出て3cmくらい伸びたら肥料を与えると
春の花数などに大きな違いが出てきます。
実は見た目ではわかりませんが、
バラの蕾は新芽が3cm位伸びた頃に形成されます。
3月中旬頃になったら
IB肥料を規定量あげるだけで、
春の開花が大きく変わってきますよ!
オーガニック肥料など有機肥料を与える場合は、
効果が出るのに時間がかかるので3月初旬に施肥してください。
肥料の与え方については
こちらをご覧ください。
ただし、フォーユアホームやモンクゥールなど
深いカップ咲きや花弁が多く、香りの良い品種は、
肥料が多すぎるとボーリングと言って
蕾のまま開花することが出来ない場合があります。
そんなバラは1番花までは肥料を与えなかったり、
控えめにするなどすると綺麗に咲きやすくなります。
そして肥料を与えるとと、出てくるのがうどんこ病です。
それから3月中旬ころから出て来る害虫がアブラムシです。
特にベランダなどは暖かく発生も早いので要注意です。
薬剤散布については
こちらをご覧ください。
3月中旬頃、新芽が開き始めてきたら、
肥料と同時に薬剤散布を始めるサインだと思ってください^^
また、経験則になりますが、
新芽が出始めた頃に殺菌剤を散布しておくと、
雨の多い季節に困る黒星病にも効果があります。
黒星病は症状の出ない時期でも、ひっそりと菌が繁殖するので、
症状の出ないと時にも最低限の薬剤散布をするのがおすすめです。
うどんこ病は罹るとすぐに白い粉が出ますが、
黒星病はゆっくり時間を掛けて黒い斑点がでてくるイメージですね。
春のバラシーズンまではあと2ヶ月を切りました!
花が咲くのはまだ先ですが新芽の生長を見ているだけでも
気分がワクワクしてきますね♪
しかしながら季節が変わると良い変化だけでなく
悪い変化が起きる場合もあります。
病害虫や土の乾き具合だけでなく、
枝が枯れ込んだりすることもあるかもしれません。
できるだけ毎日バラを観察することで
いち早く変化に気づくことが出来ます。
毎日バラを観察していると小さな変化にも気づきますので
ぜひぜひ毎日バラに声をかけてあげましょうね^^