バラの家 公式本店 店長の木村やすはるです。
ひとつ前の記事で鉢増しをしたペネロペイアの誘引をお伝えしたいと思います
前回の記事では元の誘引を外し、鉢増しを行いました。
誘引の前にまずは剪定を行います。
木立の冬剪定と同じで良い花を咲かせるにためには大輪は鉛筆の太さ、
中輪は割り箸、小輪は爪楊枝の太さまで切り戻してください。
小輪のつるバラの場合でも枝先は軽く切り戻してください。
剪定すると枝先に残った葉も取ることが出来ます^^
ペネロペイアは中輪でやや細めの枝でも花を咲かせるので
割り箸の細い方くらいまで切り戻します。
誘引した後から切り戻すのでも同じでしょ?と思いますが、
人間は欲張りな生き物なので、枝があればあるほど誘引したくなってしまいます。
そこで、最初にしっかり剪定しておけば、
欲張らずに誘引することが出来、春に良い花を咲かせることができるんです^^
剪定を終えたら葉をすべてむしります。
葉があると剪定がしにくいという方は先に葉をむしってもOKです。
さて何に誘引しようかな♪
実店舗のオベリスク売り場で悩みに悩んで決めたのが
楽々とんがりオベリスク 140
カラーは写真でわかりやすいのでアイボリーを選びました^^
失敗しないポイント
太くて長いの枝から誘引すると全体のバランスが取りやすくなります!
長い枝はオベリスクの上部に短い枝はオベリスクの下部へ誘引します。
また、太い枝は硬くて自由がきかないので先に誘引して、後から細い枝で細かい動きを出すようにします。
誘引にはコーティングされたスチールワイヤー
バラ用の柔らかバンドで留めていきます。
作業性に優れ枝を傷めないので、初心者の方には何よりもおすすめ^^
枝はこれから太くなっていくので
余裕を持って少し緩めに留めるようにしましょう。
つるバラの誘引は枝を水平に倒すのが基本ですが、
大輪のつるバラなどは太く長い枝を倒しても花数はあまり増えません。
大輪や中輪のつるバラやシュラブの場合は
無理に枝を倒さないで斜めに誘引するようにしてください。
花が小さくなるほど水平誘引は効果がありますので、
小輪のつるバラの場合は細く長い枝は
下から上へと蛇行させて誘引させても花を咲かせます。
また、枝はできるだけ等間隔に格子状に誘引するのも美しく咲かせるポイントです。
失敗しないポイント
余った枝は思いきって切るのがたくさん咲かせるコツです。
切らずにすべての枝を無理に誘引すると花つきが悪くなる場合もあるので
もったいがらないで枝数を整理しましょう。
つるバラの誘引は欲張らないのがポイントです^^
※画像はダフネ
一年目は枝数が少ないのでそれほど切りませんが2年目以降は枝数が増えてきます。
誘引しない枝は2〜3芽残してすべて剪定します。
剪定した切り口から2〜3芽が出て花が咲くのをイメージして、
全体に剪定口が散らばるように誘引と剪定をするとわかりやすいですね♪
株元にも花を咲かせたい場合は木立のバラのように剪定します。
もう少し枝があれば太めの枝を思い切って切り戻すのですが
まだまだ枝も少ないので今回は細めの枝で我慢です。
最後に見直しをして枝を整理すれば…誘引の完成です\(^o^)/
春の開花が楽しみですね♪