バラの家 公式本店 店長の木村やすはるです。
最初の鉢増しから7ヶ月半が過ぎました。
最初はこんなに小さかった新苗も、
5ヶ月後には立派に育ち美しい秋バラを楽しませてくれました。
ここ数年は厳しい暑さや悪天候による日照不足などに見舞われていますが、
そんな中でも、しっかり育ち美しい花を咲かせ癒やしてくれたバラたちに
感謝の気持ちを込めて、冬のお世話をしてあげましょう♪
ただし、とても寒い日は人間のほうが体調を崩してしまうので
穏やかな日を狙って冬剪定や誘引をしてください。
比較的暖かな暖地の場合は一番寒い1月中旬が冬剪定、誘引の適期になります。
今出来ない場合には、冬剪定は12月下旬から2月中旬。
そして誘引は12月中旬から1月下旬、
バラの芽が動き出す前に行うようにしてください。
まずは
シャリマーの剪定
シャリマーはコンパクトなシュラブ樹形で、
冬までに伸びた枝をトレリスなどに誘引することも出来ますが、
今回はフロリバンダなど中輪木立バラのように冬剪定をします。
冬剪定する高さはだいたい40〜50cmくらいですが、
株の大きさや樹形、周りのバラとのバランスなどに合わせて
高さはあまり気にしないで剪定してくださいね!
あまり高すぎたり低すぎなければOKです。
高さは違いますが冬剪定も基本は
夏剪定と同じです。
良い花を咲かせるにためには大輪は鉛筆の太さ、
中輪は割り箸、小輪は爪楊枝の太さまで切り戻すのがポイントです。
失敗しないポイント
はじめての冬剪定でいきなりバシッと切るのは勇気が必要ですよね。
失敗しないためには、まずは10cmくらい高めで仮剪定をすると安心です^^
10cm高めの仮剪定をするとこんな感じです。
今回は高さ45cmくらいを目安にして本剪定をしていきます。
まずは遠目で見て大体のイメージを思い浮かべてます。
中心をやや中高にすると、バランスの良い樹形で咲いてくれます。
失敗しないポイント
太めの枝から剪定すると全体のバランスが取りやすくなります!
慣れてきたら端からバシバシ切ってくださいね^^
太めの枝を最初に切ってから細めの枝を切り終えたら、
残っている葉をすべて取り除きます。
後は細すぎる枝や傷んだ枝、枯れ枝などを切り取れば
冬剪定の完成です!
2つ前の画像を比べると細枝がなくなりスッキリしていますね。
もし、あまりよく育っていない場合や枝数が少ない等の場合には、
細い枝でもある程度は残したほうが
寂しくならず、葉も増え春以降の生育が良くなります。
剪定後の切り口には
トップジンMペースト を塗っておくと
枯れ込みを防止し切り口の回復が早くなり、また樹液の流失も防いでくれます。
あまり細い枝は気にしなくても大丈夫です。
温かい日に冬剪定をすると切り口から樹液が出ている場合もありますので
その場合には樹液の出ていない日に塗ってください。