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抜いたときに土が崩れてしまう場合はそのまま戻してもう少し同じ鉢で育てましょう。この時に草などが生えている場合にはできるだけキレイに取り除きます。
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生育期は根鉢は絶対に崩さずにそのまま植え替えます。休眠期に鉢増しをする場合には根鉢を少しだけほぐしてから鉢増しをします。
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特に根が密集している根鉢に肩の部分、鉢底、そして側面をミニクマデなどで軽くほぐします。軽くほぐすことで新しい土との馴染みが良くなります。
※注意※ 根をほぐすのは休眠期だけの限定です。生育期には絶対に根はほぐさないように気をつけてください。
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こんな感じで少しすっきりさせると根の発根がよくなります。
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鉢増しは元の鉢より一回り大きな鉢を選びましょう。大きすぎると水のあげすぎによる根腐れの原因にもなるので要注意です。また、バラは深根性の植物なので高さがあり、通気性や排水性などに優れている鉢をお選びください。バラの家の大苗などが植え付けてある6号角深鉢の場合は2サイズ大きい8号角深鉢がおすすめです。用土も通気性や排水性に優れたバラ向きの培養土がおすすめです。今回、使用するのは初心者の方でも失敗が少なく育てられるプレミアローズ培養土です。
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まずは培養土を鉢に直接入れます。プレミアローズ培養土も8号角深鉢も通気性や排水性に優れているのでそのままですが、排水性の悪い鉢などの場合は鉢底石や赤玉中粒などを底に敷いてください。この時にプラスコップがあると便利です。
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その上にプレミアローズオーガニック肥料を元肥として規定量(8号鉢の場合は80g)と、根の生育を促進させるプレミアローズ根を育てる肥料を規定量(8号鉢の場合は30g)を培養土と軽く混ぜ合わせ、
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根が肥料に直接当たらないようにその上からもう一度培養土を3cm位かぶせます。元肥なしでも大丈夫ですが、この一手間で更に良く育ちます。
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鉢底に用土を入れたら苗を中に入れて高さをチェックします。接ぎ口(台木と園芸種の接いであるところ)が必ず土の上にでるようにします。また、用土は鉢の縁いっぱいまで入れず3〜5cmはあけるようにしましょう。この空間をウォータースペースと言います。
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鉢と根鉢の間にサラサラと土を流し込んでいきます。
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土を入れたら鉢を軽く持ち上げトントンと落とすか、大きい場合はゆすって隙間に土が入るようにしましょう。この時に木の枝や指などで押し込むと土の目が詰まってしまうので絶対に土は押し込まないようにしてください。また、1度ではなく土を入れながら2回に分けてトントンしてあげると隙間ができにくくなります。
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こんな感じで接ぎ口を出してウォータースペースをしっかり作りましょう。ウォータースペースがないと水やりをしても土全体に行き渡らないので用土全体に根が張らず生長不良の原因になる場合があります。
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ウォータースペースからこぼれるくらいまで水がたまるように水をたっぷりあげましょう。この時、水圧が強いと土の目が締まってしまうことがありますので必ずハス口を付けて水やりをしてください。
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水が完全に引いたら
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もう一度ウォータースペースからこぼれるくらいまで水がたまるように水をたっぷりあげましょう。普段の水やりもウォータースペースに水をたまるようにたっぷりと水やりをすると用土全体に水が行き渡ります。また、冬の間は土が乾きにくいので水のあげすぎに気を付けましょう。ただし、鉢ましの場合は根がしっかり張っているので多少のあげすぎでも他の用土替えよりも失敗が少なくなります^^
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これで鉢増し作業は完了です。植え替え後はできるだけ日当たりがよく風通しの良い場所でお育てください
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